皆さんは半月板と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?今回は半月板の機能や役割、症状について少し探ってみようと思います。
まず初めに、半月板の構造について見ていきましょう。半月板は膝関節の中で「太ももの骨(大腿骨)」と「すねの骨(脛骨)」の間にある軟骨です。内側と外側に分かれており、内側半月板、外側半月板と呼ばれ、内側半月板の方が薄く、外側半月板の方が分厚くなっており、横から見ると三角形をしています。関節軟骨は、硝子軟骨ですが、半月板は引っ張る力や圧にも強く強靭な繊維軟骨でできています。
この膝関節の一部である半月板には重要な役割があります。その役割は、
①関節に加わる衝撃を分散、和らげ、関節を守る働き
②膝関節の安定性・適合性をを高める働き
③半月板があることで関節液の拡散が抑えられ、膝関節の潤滑性を上げる働きなどがあります。
★半月板損傷
半月板損傷とは、半月板に亀裂が生じたり、あるいは組織が欠けたりした状態のことを言います。若年者から高齢者まで関係なく発症し、スポーツ外傷から起こる場合(外傷性)と、加齢により傷つきやすくっている半月板に何らかの力が加わって起こる場合(非外傷性)があります。
Qではここで質問です。
半月板の損傷時には、どのような対処をすべきでしょうか??
A.当方では、膝関節の可動域や損傷状態を確認させて頂いた上で、痛みが出ない範囲で出来るだけ動かすことを勧めています。その理由は、一般的には、安静にすることを提案されることが多いですが、動かすことで滑液(関節液)の分泌が促進し、修復が早くなるからです。半月板には部分的にしか血管は存在しませんが、上記の③で話した関節の潤滑油である滑液には半月板(軟骨)に栄養を与える役割があります。動かさなければこの滑液の分泌は促されません。つまり、早く改善させる為には痛みの出ない範囲で適切に動かしてあげることが、必要となります。
気になっておられる方は、ぜひ、当方へ相談してみていただければと思います。
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