頭は、皮膚の下は骨で筋肉は無いと思っている方は多いと思います。しかし、頭にもしっかりと筋肉は存在します。頭の筋肉は、大きく4つに分けられ、それぞれ筋肉の働きも異なります。
・前頭筋
眉毛のあたりから頭皮に向かって伸びているおでこの筋肉です。目の大きさや開眼運動、眉毛を上に引き上げたり、おでこのしわを寄せたりする働きがあります。前頭筋の疲れは、目の疲れやかすみ、重く感じたり、頭痛が生じたりしてしまいます。
・側頭筋
頭の横(耳の上)にある筋肉で、食べ物を噛む咀嚼筋として主に使われます。ストレスを多く感じることで起こる無意識な噛み締めや、マスクをする機会が増え表情筋を使うことが少なくなりがちな現代人は、側頭筋が凝りやすくなります。側頭筋の緊張やコリは眼精疲労、慢性頭痛、歯痛の原因になります。
・後頭筋
頭の後ろにある筋肉で帽状腱膜を介して前頭筋や側頭筋とつながります。また、僧帽筋や胸鎖乳突筋といった首や肩の筋肉とも直接的につながっているため、後頭筋の緊張や、頭痛や眼精疲労のほかに、首や肩のコリにも影響します。
・帽状腱膜
帽状腱膜は頭頂部にある腱膜で、上記3つの筋肉をつないでいます。主に前頭筋と後頭筋の作用に関与するため、前頭筋・後頭筋の緊張緩和が帽状腱膜の緊張緩和につながります。頭頂部には筋肉がないため、血液の流れや循環が悪くなったり、老廃物が溜まり易くなります。頭頂部の髪が、薄くなり易い理由の一つなので、頭頂部の柔軟性を保つことは、頭皮や髪の毛の悩みの改善にもつながります。
頭部の筋肉は、比較的に薄い筋肉なので筋肉の存在が分かり難いですが、表情を作ったり、咀嚼したり、体幹と繋がり、血液循環や脳圧の調整にも関わっています。頭の筋肉が硬くなっていることは、髪の毛に影響するだけでなく、顔や身体全体のバランスにも影響しますので、注意が必要です。
by 頃僕来
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