気温が上がり、熱中症に注意しなければならない季節となりました。新型コロナウイルス感染抑制による外出自粛で、体が暑さに慣れていなかったり、マスクの着用で熱が体内にこもりやすい状況になっていたりと、例年以上に熱中症のリスクが高まっています。現在、医療現場は新型コロナへの対応が優先で、熱中症の搬送者数を減らすため、個人の予防への注意を呼び掛けています。
本来、高温多湿になり始める4月~6月に外出し日光等に体を慣らし、汗をかいて体温調節できるように「暑熱順化」を行っています。しかし、今年は外出自粛で体が対応できていないだけでなく、運動不足で筋肉の働きが悪くなり、暑熱順化の機能低下と合わせて体の水分保留機能も低下していることで、脱水症状も出やすくなっています。
更に、マスクを着けると熱がこもる上、口の中が湿って喉の渇きを感じにくくなったり、着脱が面倒で水を飲む回数を減らしたりしてしまうことも、熱中症リスクを高める一因になります。加齢に伴って喉の渇きや暑さに鈍感になり、筋肉の働きが低下している高齢者は特に注意が必要です。
熱中症の初期症状は脱水症なので、喉が渇かなくても一時間に一度は、水分補給するように心掛け、そして、筋肉の働きを低下させないように運動を行うことも大切です。しかし、過度な筋力トレーニングなどは必要なく、座っている時間を減らし、適度に汗ばむ程度の体を動かす機会を作っていくようにしていただくだけで効果は大きいです。
熱中症は、予防すれば、ゼロにできる病気なので、エアコンの効いた部屋にばかりに居ないで、適度に身体を動かしてくださいね。
by 珍香鈴
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