コラム

COLUMN

じゃばら

 「じゃばら」は、生産地が限られてるため、あまり見かけない柑橘ですが、ご存じですか?ゆずやカボスの仲間となる柑橘系の果実で、見た目はゆずよりやや大きめです。我が家のじゃばらは、皮は少し凸凹してちょっと硬そうな見かけです。名前の由来も「邪気を払う」ほど酸っぱいということから名づけられ、縁起がよい食べ物とされているようです。日本唯一の飛び地、和歌山県「北山村」で発見されました。自宅のじゃばらの花は、5月のゴールデンウィーク明けに満開になって、ほわ~んとさわやかな香りが玄関先いっぱいに広がってました。実は11月下旬から12月上旬収穫され、熟すにつれ黄緑から黄色になり、12月~2月頃最盛期を迎えます。(たくさん花は咲きましたが、2個の実がなりました。)
 昔からさんま寿司などの食酢としても利用されており、ゆずよりも果汁が豊富で、酸っぱさの後に残るほんのりとした苦みが独特です。栽培している地域が少ないのでスーパーなどではあまり見かけませんが、以前から和歌山に出かけるとちょこちょこ見かけるようになってます。以前ミカン農家さんのお手伝いをしていましたが、みかんの木の接ぎ木に使われるとかでじゃばらの木を栽培されていました。我が家では、家族が数年前にテレビでじゃばらが体に良いと聞き、苗を買ってきて3年ほどは実が成らず忍耐の期間でしたが、1つだけ、初めて実を見つけたときは大喜びしました。
 どう体にいいのか、調べてみると、じゃばらに含まれている「ナリルチン」がアレルギー症状を緩和してくれる効果があり、花粉症への効果も期待できるとメディアに取り上げられてからは一気に全国に広がったようです。脱顆粒現象(体内に侵入した花粉等の抗原により、くしゃみ・鼻水・涙目等の症状を発症すること)を、じゃばらに含まれる「ナリルチン」が抑制するというわけです。ナリルチンは、苦味成分のフラボノイドの一種で、他の柑橘にも含まれますが、じゃばら圧倒的に含有量多いです。また、他の柑橘もそうですが、栄養成分は果汁より果皮に多く含まれるので、皮は捨てずにすりおろして鍋の薬味、またはジャムなどに使うのがお奨めです。
by 健幸運動志同士 みさぽん
にほんブログ村 健康ブログへ
クリックしていただくと順位が確認できます。

コラム一覧へ

人気の投稿

最近の投稿

アーカイブ

CONTACT

お問い合わせ・ご予約はお気軽にどうぞ

お問い合わせフォーム

06-6645-5885

上部へスクロール