新型コロナウイルス感染症に対して、自分の身を守るべく、免疫力を高めるために納豆やヨーグルトを食べる人も多くなっています。しかし、これらの健康食品にも添加物の魔の手が伸びているようです。特に、納豆は、発酵には時間と手間がかかるので、コストを抑えるために発酵時間を短くしたり、添付されているたれもアミノ酸液で旨みを加えたり、からしも着色料で色味を補って作っている商品も存在します。さまざまな添加物が含まれているモノもあり、なかには血糖値が急上昇して糖尿病や心臓病のリスクが上がる危険性もあるのですが、30平方センチメートル未満の小さい包装の食品には表示義務がなく、それらが入っていても確認できません。
ヨーグルトも同様で、安全性が不確かな人工甘味料を使っているものがあります。糖尿病や心臓病のリスクを上げる“果糖ブドウ糖液糖”や脳卒中との関連性が指摘された“アスパルテーム”など、健康に良くない甘味料も使われており、ヨーグルトだからといって身体に良いとは言えないモノも多いようです。
カナダで高濃度茶カテキンのサプリメントで肝障害が報告されて同国で販売禁止になったほか、米国でも注意書きなしでは販売できないことになっているモノも、日本では販売されています。また、日米貿易協定の発効により昨年から関税が安くなったアメリカ産牛肉のほとんどが「肥育ホルモン剤」を使用して育てられています。1950年代からアメリカでは肥育ホルモン剤としてエストロゲンなどの女性ホルモンを投与して牛を育てています。子牛の成長を早め、飼育コストを節減できるメリットがあるものの、ホルモン剤が残留した肉を食べた子供の性成熟を加速させたり、がんを誘発するリスクも高くなります。1970年代後半にはプエルトリコで幼い女の子の乳房がふくらんだり月経が起きるなどの異常な性的発育が続出し、原因とされたホルモン剤はアメリカでも禁止になりましたが、別のホルモン剤はいまだに使用されています。一方、こうした経緯からEUは1989年から肥育ホルモン剤使用牛肉が輸入禁止になりました。ところが、日本では国内飼育される牛は肥育ホルモン剤の使用を禁止しているのに、輸入される肉に関しては何も制限がありません。
EUが肥育ホルモン剤使用牛肉を輸入禁止にして、7年後には多くの国で乳がん死亡率が減った国もあったとの報告もあります。しかし、そんな危険な牛肉が、日本にはどんどん入っていて、当のアメリカ人すらもその害が気がかりで、『ホルモンフリー』と表示された肉を選んで食べるようになっているのに、何も知らずに口にしているのは日本人だけかもしれません。
by 珍香鈴
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