サウナが流行っており、利用している方もすごく多い様です。そして、サウナを利用して汗を流し、ダイエットの効果を期待している人も多いと思います。結論からいうと汗をたくさんかくとたくさん脂肪も消費され、痩せるようなイメージがあります。しかし、無理矢理汗をかくことは、体に大きな負担が生じてしまうだけでなく、あまりダイエット効果は期待できないようです。
確かに、体重だけで見ると汗で出た体水分量が減ることによって、体重は一時的に減少はします。しかし、私達の体は約42度以上の熱を持つと、細胞が変成してしまい生命活動を維持できなくなってしまいますので、熱を下げるために血液が熱を運び、体表に汗をかき水分を蒸発させることで体温を下げようとします。暑い日の道路に水をまいて涼しくする原理と同じようなものです。また、汗の素となっているのは主に血液の血漿(水分)成分になります。体温を下げるために体を血液が巡り熱を放散し、汗を出して血液の水分を減らすことになるので、血球成分(赤血球、白血球、血小板)、血液のたんぱく質などの成分は、汗に放出されませんので、血液の粘性が高くなり、スムーズに全身を駆け巡れなくなります。結果、血液からの酸素や栄養運搬速度は落ち、血圧も上がり、臓器にも負担がかかってしまうことになります。身体は、自分を守るために高温に対して代謝を落して、熱産生を抑えます。つまり汗をかくだけに使うエネルギー量はそれほど多くないだででなく、代謝も落ちてしまうことになるので、サウナで大量に汗をかいても、脂肪の燃焼効果はほとんどないとのことです。そして、失った水分はすぐに補給する必要があるので、体重が落ちたからと言って放置するのは、身体にはすごく負担になります。通常のダイエットを目指されている方は、水を飲みながらサウナにずっと入るなんてことは、効果が上がらないようなので、適度に身体を動かす方がエネルギー消費は大きいことになります。
by 自奇留
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