タンパク質は、炭水化物、脂質と並び、「三大栄養素」のひとつとして、私たちの生命維持に欠かせない存在です。主な働きは、私たちの身体を構成する組織等の材料になることです。タンパク質が不足すると筋肉量が低下し、基礎代謝も落ちて燃焼が悪くなり、太りやすくもなります。また、食事による満足感も得にくいため、慢性的に空腹感を感じやすくなりす。これがストレスになり、後々過食によって肥満になりやすくなります。そして、定期的に運動している人も要注意で、運動をすると糖質や脂質がエネルギー源として消費されるだけでなく、筋肉も分解され使われます。ここで自分の活動レベルや運動量に見合ったタンパク質を補わないと筋肉が減ってしまうことになります。
では、どれくらいのタンパク質を摂取したら良いのでしょうか。厚生労働省が策定するものによると、1日18歳以上の男性で60g、女性で50gとなっています。しかし、この数値は多くの人の平均から算出されたもので、厳密にいえば、その人に必要なタンパク質量は活動レベルや体の大きさによって一人ひとり異なります。主に通勤や買い物、時々軽い運動などを行う身体活動レベルが普通な人は、1日に必要なタンパク質量は体重1kgあたり約0.9g。体重60kgの人なら、1日54gを目安を摂取にすればよいということになります。一方で、妊娠、授乳期の女性や体の大きい人、体を動かす仕事に携わる身体活動レベルが高い人は、より多くのタンパク質が必要とされます。も頻繁に筋トレを行う人や、アスリートは体重1kgあたり最大1.6 gのタンパク質摂取量が推奨されています。
筋肉をはじめ、血管や内臓、皮膚や髪、爪など、体の大部分がタンパク質でできており、その総重量は体重の約30%〜40%にものぼります。特に筋肉においては、水分以外の約80%がタンパク質によって作られています。また、血液の細胞やホルモン、酵素など、体の機能を維持するための物質も、タンパク質が材料になり、不可欠なものです。自分の活動レベルや体格に見合ったタンパク質量を知り、適切に摂取することが大切です。
by 参鶏湯
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