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ミネラルウォーターの違い?

 最近、スーパーなどで海外産のミネラルウォーターをよく見かけるようになりました。国産のミネラルウォーターと何が違うのでしょうか?
硬度
 海外産のミネラルウォーターとひとことで言っても、日本で市販されているものだけでも硬度が2.4から5169のものまであり、いろんなタイプの水があります。ちなみに硬度とは、カルシウムとマグネシウムの含有量を表したもので、含有量が多いと「硬水」低いと「軟水」と呼ばれます。硬度は地層や地質による違いによって生じるので、日本のように軟水の地域が多い国もありますし、ドイツのようにほとんど硬水というような地域もあれば、フランスのように様々な硬度の水が採水できる国もあります。また、硬度だけではなく、ナトリウムやカリウムなどの含有量もそれぞれ異なります。硬度とナトリウム、カリウムの量には相関関係がないので、硬水でもナトリウムをあまり含まないものもあります。
殺菌に関する考え方の違い
 ヨーロッパでは、「自然のままの水がいい」という考え方に基づき、加熱殺菌やフィルターなどでの除菌等は行わずに、採水した水をそのままボトリングして「ナチュラルミネラルウォーター」として販売しています。非加熱なので、酸素や二酸化炭素が沢山含まれており、加熱殺菌されたものとは美味しさが大きく変わります。一方でアメリカや日本では、ミネラルウォーターは「加工食品」に近い扱いをされています。特にミネラルウォーターを殺菌する際にはクリーンルームで処理されており、加熱殺菌やフィルターを使ったフィルター除菌、オゾン殺菌、紫外線殺菌などで徹底的に菌を除くようにして作られています。
 ワインの味が土壌によって異なるように、水も土壌で成分や味わいも異なるので、味にバラエティが富んでいるのが海外産のミネラルウォーターです。パスタを食べるときにはイタリアの水、フレンチのフルコースを食べる時にはフランスの水を飲むなど、味や雰囲気に合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
by chirune
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