たくさんの種類がいる“害虫”のなかでも、特に嫌われているのがゴキブリです。食べ物が豊富な裕福な家に現れることから、かつては“黄金虫”などとも呼ばれていたこともありますが、いまは害虫の代名詞です。ゴキブリは、蚊や蜂のように人間を襲ったり、血を吸うことはないので、怖い虫ではありませんが、一番嫌われています。
その理由は、病原体を媒介するなどして、人や家畜に害を与える「衛生害虫」、見た目の気持ち悪さから不快感を与える「不快害虫」、食品や紙を食べ、電化製品を故障させる「経済害虫」の“害虫三冠王”で、人の生活に害を及ぼすことは間違いないからです。
家庭で最もよく見かけるのは「クロゴキブリ」で、卵から成虫になるまで約1年かかり、夏までに成長して9月頃までに卵を産むため、活動時期は6~10月です。25~30℃くらいの気温が、ゴキブリにとって快適なので、35℃以上の高温になると、30℃くらいの場所へ移動するので、猛暑日には涼しい場所を求めて家の中に入ってきやすいのです。
侵入経路は、網戸の破れや隙間、換気扇、エアコンのドレーンパイプなどが多いですが、成虫なら7mm~1cm、幼虫だと1~2mmの隙間があれば余裕で侵入できます。また、卵や幼虫であれば、宅配便の荷物に紛れて玄関から堂々と入ってきます。段ボールを処分せず長く放置していると卵が孵って、家の中で増殖してしまいます。ゴキブリは段ボールも食べるので、育つには格好の場所なので、引っ越し後に荷物を片付けずにいれば、新築であってもゴキブリが出る可能性は高くなります。また、エレベーターに乗ったり、壁伝いに上ってくるので、高層マンションだから出ないということはありません。
家の中にゴキブリがいるかどうかの判断は、ゴキブリのフン(排泄物)のローチサインが手がかりになります。このサインの近くにいるはずなので、すぐに掃除して、置き型の殺虫剤を設置しておくと良いようです。
by 太久籠
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