私たちヒトの身体は、胎児で体重の約90パーセント、新生児で約80パーセント、子どもで約70パーセント、成人では約55〜60パーセント、老人では50〜55パーセントが水で構成されています。そして、この水は私たちの生命活動において欠かせないものとなっています。
・物質の溶解
食事の中に含まれる栄養素は吸収しやすい形に分解され、代謝されます。代謝反応は水に溶けた状態で行われます。
・物質の運搬
水分を含む血液やリンパ液は体内の物質を細胞まで運びます。また不要になった老廃物も尿から排泄されます。
・体温調節
水は比熱(1g当たりの物質の温度を1度上げるのに必要な熱量のこと)の高い物質で、温まりにくく、冷めにくい性質があります。水は温度の変化が少ないので、体温を一定に保つことに役立っています。暑い時期や運動時に汗をかくのは、体熱の放散によって体内温度の上昇を防ぐためです。
水には口から飲む飲料水、食べ物の中に含まれる水の「摂取される水」と、体内で栄養素がエネルギーになるときに生成される「代謝水」があります。それらの摂取される水と代謝される水の総量は1日約2,500mlです。また、摂取した水分は尿、便や皮膚および呼吸から自然に蒸発している水分である不感蒸泄を含め1日約2,500ml排泄されています。人の体は1日の水分出納を平衡に保っているため、水分摂取量で尿量が調節されます。夏のように暑く汗を大量にかくときは、その分の水分補給が大切になります。のどの渇きを感じた時はすでに、脱水が始まっている状態です。特に、マスク装着していると喉の渇きが分かり難くなるので、1日1.5L以上を目安にこまめに水分補給をし、体の潤いを保ってあげましょう。
by じん
クリックお願いします。
コラム
COLUMN
人気の投稿
最近の投稿
アーカイブ
CONTACT
お問い合わせ・ご予約はお気軽にどうぞ
お問い合わせフォーム
06-6645-5885