妊娠線(皮膚伸展線条)は、皮膚にできるピンク、赤、紫や茶色の亀裂で、腹部、胸、太もも、お尻や二の腕などの部位に現れることが多いです。妊娠線は、多くの妊娠中のママが経験します。
なぜ、妊娠線ができてしまうのか。その理由は2つあります。ひとつは、妊娠5~7カ月頃に「急激におなかが大きくなる」から。皮膚の表面はおなかの変化に応じて伸びますが、その下にある真皮は伸びにくく、かつ傷つけば治り難い部分なのです。そのため、急激な伸びについていけなければ亀裂が入り、その結果、妊娠線(肉割れ)と呼ばれる赤紫色の線が浮き出てきてしまいます。もうひとつは、妊娠中に増加する「ステロイドホルモンの影響」です。それにより、肌のターンオーバーが鈍ってしまい、皮膚の伸びがさらに悪くなったり、できてしまった傷が治り難かったりします。
真皮層まで傷ついてしまうと妊娠線は完全には消え難いです。そこで妊娠線が現れるリスクを減らす必要があります。まず体重増加は6~13キロの範囲に抑え、ゆっくりとした体重増加を心がけましょう。さらに水分を多く取り、妊娠中も適度な運動を心がける方が良いです。過度な日焼けを避け、添加物が少なく、かつ保湿効果の高いマタニティ専用のオイルやクリームをおなかや太もも、胸など妊娠線ができやすいところにまんべんなく塗り、肌をやわらかい状態に保つようにしましょう。そうすれば、おなかが大きくなる際にも皮膚が柔軟に伸びるため、妊娠線を防ぐことができます。
できてしまった妊娠線は消え難いですが、妊娠期間が終わると妊娠線は気が付かないくらいに薄くなることがほとんどです。「出産後に皮膚がたるみそう」という不安の声も聞かれますが、皮膚の表面は伸縮性があるので、たるみが気になるのは一時的なもの。だんだん改善していくはずです。解消のために運動などで血液循環を良くすることは、たいへん重要です。
By ルン
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