子供の運動不足や体力の低下が深刻な問題となっています。文部科学省が毎年おこなっている「体力・運動能力調査」では、昭和60年頃から子供の体力の低下傾向が続いています。背景には「ゲームやYouTubeなどの利用時間の増加」や、「塾や習い事で忙しい」、「自然や公園などの遊べる場所が減った」等、子供のライフスタイルの変化があると考えられますが、更に今年はコロナウイルス感染防止のために外出を控え、学校でも子供同士の接触を極力避けるようにソーシャルディスタンスを取り、体育や休み時間に思いっきり友達と動き回る機会さえ減ってしまっています。
運動不足は子供の成長を妨げ、免疫力の低下やメンタルの弱体化にも影響を及ぼします。免疫力が下がれば、ウイルスや細菌の感染リスクが高まり、メンタルが弱体化すれば、うつや不眠、食欲不振などを引き起こしやすくなります。また、高齢者の症状として見られてきた筋肉や骨、関節など体を動かす部位の機能が低下する通称ロコモ(ロコモティブシンドローム)が子供に対しても起こっていることも明らかになっています。運動不足や不規則な生活リズムが原因で肥満とされる子供も増加し、生活習慣病につながる恐れもあり、運動不足がもたらす悪影響は深刻な状況です。
成長期の子供にとって運動は、
〇成長、発達に必要な体力を高める。
〇身体的能力の基礎を養う。
〇脳の働きが活発になり知力や精神力の向上の基礎となる。
〇病気から身体を守る体力を強化し、免疫力を高める。
等あらゆる活動の源となり、健康な生活を営む上でも、また物事に取り組む意欲や気力などの精神面にも深くかかわり、人間の健全な発達、成長を支える大切なものです。
子供の健全な成長のためには意識して普段の生活に運動を取り入れる工夫が必要です。例えば、「朝30分早く起きて早足で散歩をする。」「ラジオ体操を行う。」「家の前で縄跳びをする。」等、まずは手軽に出来ることから始めて、運動を習慣にするようにしていきたいものです。
by ヨガインストラクターChieko
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