暖かくなり過ごしやすくなるはずの春ですが、何故か気分が落ち込みやる気が出ない、イライラする、体のだるさや頭痛、眠くて仕方がない等心身に何らかの不調を感じる人は少なくないようです。このような症状は自律神経の乱れからくるものかもしれません。自律神経は内臓の働きや代謝、体温など人間の体の機能を調節してくれる神経で、交感神経と副交感神経の二つの神経が働いています。交感神経は、主に日中活動している時や緊張しているときに活発になり、反対に副交感神経は夜眠っているときやリラックスしているときに活発になります。この二つの神経が必要に応じて切り替わることで体内のバランスが保たれているのです。
しかし、何かのきっかけでその切り替えが上手くいかなくなると、体内の機能がスムーズに働かなります。春は寒暖の差が激しく気圧の変化も大きいため、自律神経が不安定になりやすい季節です。また、年度が変わり、進学や就職、転勤や引っ越しなど新しい環境に対する期待や不安、緊張を感じる人も多く、慣れない環境やスケジュールで忙しく過ごすうちに知らず知らずのうちにストレス状態を引き起こしている場合も少なくありません。そんなときは気持ちよく体をほぐして心身をリラックスさせてあげましょう。今回は自律神経を整える効果のあるヨガのポーズをご紹介します。胸が開き深い呼吸がしやすく、また背面を気持ちよくストレッチできるポーズです。
マツヤーサナ(魚のポーズ)
1.仰向けになり手のひらを床に向け、手をお尻の下にしまい込みます。
2.肩甲骨を寄せて肩や二の腕も体の下にしまい込むようにします。
3.息を吸いながら手のひらと肘で床を押して上体を少し持ち上げ頭頂部を床につけます。
4.胸を天井方向に持ち上げ、しっかりと胸を開きます。
5.ポーズをキープして5呼吸します。
自律神経のバランスを整えるために大切なのは、ストレスをため過ぎないこと、規則正しい生活を送ることです。栄養バランスの取れた食事をとり、早寝早起きを心がけて、適度な運動も取り入れましょう。
by ヨガインストラクターChieko
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