板状筋は、首の後ろの深層に位置する筋肉で、頭板状筋と頸板状筋に分けられます。また、板状筋は首と背中をつなぐV字型をしている筋肉で、緊張型頭痛に関連し、眼精疲労とも深い関わりがあります。
頭板状筋は、後頭下部に付着している筋肉のうちの最も外層にある筋肉で比較的大きな面積を誇る筋肉です。頭板状筋は、頸板状筋とともに主に首を後ろに反らしたり、首を真横に倒したり、左右に捻るといった動作などに作用し、頸板状筋とともに頭部を安定させ、あらゆる運動動作において上体を安定させる働きにも貢献します。頸板状筋は、頭板状筋のやや前方を走行し、頭頸部の後面にあり、首の後側面で筋腹に触れることが出来る筋肉で、後頭部に付着している筋肉のうち最も深層部にある筋肉です。
頭板状筋が、凝ったり、張ったりすると頭のてっぺん(頭頂部)の痛みに繋がることが多いです。また、後ろを振り向く動作があまりできない、左右どちらかの首振り動作がやりにくい、首の可動域が狭い等の症状が出ます。頚板状筋が硬化している時の特徴は、目の奥の痛みや目から頭の内部への痛みとなることが多く、首肩のこりや目がかすむ、視界がぼやける等も起こります。「離れた部位に症状が出る」という、まさに関連痛の代表的な筋肉で、首や背中にあるのに、頭痛やの目の疲れを誘発するやっかいな筋肉です。「首や肩を解したら視界がはっきりした!」なんて経験を持つ方も多いと思いますが、板状筋が関係しています。
板状筋の張りやすい姿勢や動作は、下記に紹介させていただきます。
(1)顔を突き出した姿勢
(2)頭を片側へ、継続して曲げる
(3)無理な首の回旋
(4)首が汗や冷房で冷える
(5)立ったまま、頭を上に長時間そらせる
長時間の首の負担になるような姿勢が、板状筋の凝りなどに繋がるので、夢中になって取り組まないようにしていただくことが重要です。
by フェルマー
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