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梨(なし)

 夏の終わりから秋にかけて旬を迎える梨。梨は水分ばかりだと思われるかもしれませんが、どんな栄養素が含まれているのでしょうか。
 みずみずしくて甘酸っぱい梨は、小さめのものなら約300gで、カロリーも100kcal程度です。たんぱく質や脂質はほとんど含まれておらず、エネルギー源となる栄養素は糖質が中心です。その他、意外かもしれませんが、ビタミンK、カリウム、銅の含有量が多いことが特徴です。 梨に含まれているアミノ酸は「アスパラギン酸」が多いのですが、アスパラギン酸はエネルギー源として使われやすいアミノ酸としても知られています。そのため、梨は夏バテなどの疲労回復効果があるともいわれています。
 また、薬膳の世界では「肺を潤う効果が高い」「熱証に効く」と考えられており、渇いた咳やのどの渇き、体のほてりなどを鎮める効果がある果物とされています。特に「温かい梨」が効果があるとされているので、この時期に多い軽い風邪のような不調がある時には、温めて食べる方法を試してみるのもよいかもしれませんね。
 おいしい梨の選び方 梨は皮の色によって、「豊水」や「幸水」などの「赤梨」と呼ばれるものと、「二十世紀」などの「青梨」と呼ばれるものに分けられます。さまざまな品種がありますが、いずれも軸がしっかりしていて丸みのあるものがおいしい梨の特徴です。ちなみに皮のざらつきは、梨の気孔が塞がってコルク化したもので、「果点コルク」と呼ばれます。ざらつきは熟すにつれて目立たなくなっていくため、ざらつきが少ないものから順に食べるのがよいでしょう。 梨尻柿頭?(なしじりかきあたま) 梨はお尻の方が甘く、柿は頭の方が甘いという意味の言葉です。芯近くに酸味があり 皮の近くが甘くなっているので、梨を切る際には、縦に8等分または6等分して、皮は薄く、芯は大きく、取り除く事をお勧めします。身体に良いからと言って食べ過ぎると、逆効果です。適度に食べて、旬の梨を楽しみましょう。
by chirune
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