疲れた時はつい甘いものを摂るという人は多いと思います。しかし、疲れたときに甘いものに手を伸ばすことが習慣になっているのは、大変危険です。甘いものを食べると一瞬元気になったように感じますが、その後でもっと疲れる状態になってしまいます。これは「糖質中毒」糖質への依存です。空腹のときにお菓子などの糖質の塊を身体に入れると、一気に血糖値が上がります。一気に血糖値が上がると、脳が快楽ホルモンのひとつであるドーパミンを分泌するので、人は幸せと快感を得ます。そのため「美味しい!」「気分がスッキリする」ような気がします。一方で大量の糖質が一気に身体に入ると、インスリンが分泌されて血糖値を下げようとします。インスリンが出ないと血液中に糖が流れ込んでしまい、血管や臓器を傷つけてしまうからです。インスリンが分泌されて血糖値が急降下すると、低血糖状態になります。低血糖状態になったとき、人は強い倦怠感や眠気、めまい、情緒不安定、心の落ち込みなど、心身ともに影響を受けます。すると「もう一度良い気分になりたい」という気持ちになり、また糖質を求めるようになります。つまり、疲れたときに甘いものを食べる習慣は、体調とメンタルを不安定にする要因となるのです。長い目で見れば糖尿病のリスクを高めることにもなります。
現代人の疲れは肉体が消耗している疲れではなく、身体を動かさないことにより血流が悪くなって身体が不活性になるため起こる疲労がほとんどです。少し疲れた時には、運動をして身体をほぐすほうがよっぽど疲れがとれます。運動をすると疲れるというイメージがありますが、正しく動かすと身体は楽になります。実際当方で運動をするようになった方から、「疲れ難くなった」、「体調を崩さなくなった」、「花粉症が治った」など、身体の機能が向上している嬉しいお言葉をいただいております。健康に過ごすためには、改めて運動習慣が重要だと感じます。
by コオロギ
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