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疲れを残さない眠り方

 国際的なホテル会社が、寝室の色と住人の生活習慣の関係を調べました。それによると、睡眠時間が最も長かったのは青色の寝室で、黄色、緑色と続きました。これらの色の寝室で眠る人は、平均睡眠時間が7時間台の後半でした。一方、睡眠時間が短かったのは灰色や茶色、紫色で、こちらの平均睡眠時間は約6時間でした。青色を見ると水や海をイメージするので、青いものを見るとなんとなく涼しく感じます。実際、暖色系の部屋にいる場合と、寒色系の部屋にいる場合を比べると、体感温度で約3度の差があるといわれています。
 ただし、青い光には注意が必要です。明るい光は睡眠ホルモンのメラトニンを減らす効果があります。特にテレビやパソコン、スマホから発せられるブルーライトは、その作用が最強です。寝る直前にパソコンやスマホは触らないようにしましょう。
 パソコンは冷やさないと、熱くなりすぎて壊れてしまいます。「頭寒足熱」という言葉があるように、私たちの脳も、睡眠中に温度が下がることで守られていて、脳の温度が下がるとグッスリ眠れます。扇風機の風を頭に集中的にあてると、睡眠の質が改善するという報告もあります。深い睡眠が現れる最初の3時間で切れるようにタイマーをかけましょう。また、額に貼るタイプの保冷剤を使うのもよいでしょう。昔ながらの氷枕もおススメです。
 眠る前にぬるめのお風呂に入ると、一度、体温が上がります。そしてその後、体温が下がる時に眠気が強くなるので、寝つきが良くなります。ドイツの伝統医学である「クナイプ自然療法」で行われる水療法では、下半身にシャワーをしています。立った状態で、43度くらいのお湯の浴槽やシャワーで2~3分間、次に、20度くらいの冷水シャワーを20~60秒ほどかけます。脚に温冷刺激を与えることで、副交感神経が優位になって、寝つきが良くなるそうですよ。寝つきが悪い方は、試してくださいね。
by chirune
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