「女性は、痩せているほうが良い」というのは、全ての文化に共通したものではありません。「カリブ海の宝石」と呼ばれているベリーズという国では、砂時計型のコーラ瓶のような体型か、胸が小さくて腰に重量感のあるファンタの瓶に似たような体型が理想的な女性の体型とされています。ベリーズの女性にとっては、体重より体つきのほうが重要なので、ファッションも体つきを強調するようなものになっているようです。
ハーバード大学の精神科医である研究者は、体形マトリックスというコンピューターを使用したボディイメージ知覚の尺度を開発しました。コンピューターの画面に映し出された身体画像を被験者が調整していくというもので、筋肉や脂肪の付き具合がそれぞれ十段階づつあるために合計で100通りの画像が生み出されるというものです。これを使って、異性が好むと思う身体に一番ぴったりの身体を選ばせたところ、国によって大きな違いがあると報告しています。また、男女間においても違いがあるとのことでした。
例えば、日本での男性が理想の体型とする女性の身体は、女性が選んだ理想とする体型より平均で約7kg重い人を選んでいます。他の国でも同様のことがあることを考えると、スリムな体型を好む傾向はどうやら雑誌などのメディアに影響を受けているところが大きいようです。本当に好まれるのは少し肉付きの良い方のようです。
痩せることに一生懸命になっておられる方、「痩せる=美しくなる」ではありません。体重を何㎏落すかより、適度に運動して、バランスの良い食事と良い睡眠、普段の姿勢に気を配り、ストレスを溜めない健康的な生活を意識していただく方が、理想的な体型が手に入りやすいように思います。
by スカラー
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