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笑えない日本の職場

 職場は、真剣に仕事をする場所。そこで笑う?と疑問に思う方も多いと思います。ところが、職場での笑いによるコミュニケーションが、生産性や創造性を上げ、社員の離職率を下げるなど様々な笑いの効果が研究され、報告されているのをご存じですか。
社内に笑いが増えることで、仕事や対人関係のストレスが減り、様々なバリアを取り除いてスタッフ同士の信頼が強くなるというのです。そのため話し合いで発言しやすくなり、新しいアイデアが出やすくなるとも言われています。また、笑いは、本来、長年かけて築く信頼関係を、スピーディーに築くことができるのとも言われ、人間関係を円滑にし、豊かにしてくれます。
 職場において、ふさわしい場面で適切な笑いがあれば、皆楽しい気分になります。脳は心地よさを感じ、脳内で働く神経伝達物質の一種エンドルフィンやセロトニン等を分泌します。エンドルフィンは体内分泌されるモルヒネ、脳内麻薬とも呼ばれ、モルヒネの数倍の鎮痛効果があり、気分の高揚・幸福感などが得られます。笑うことで心地よく感じたら、仕事の効率が上がって当然ですね。残念ながら、日本の組織内は笑いが多いとは言えない結果がでています。(日本の組織での実態調査2021年)
 近年のリモートワークなどで、職場環境が大きく変化した今こそ、コミュニケーションを取りやすい雰囲気作りに“笑い”が必要でしょう。とはいえ、「職場で笑えない」「一緒に笑う同僚がいない」という方へ。おススメなのが「ははははは」と連続して声を出すことです。まずは10秒、できれば30秒くらい。では「どこで?」 例えば、お手洗いの際、1人でエレベーターを利用した時など、意外に笑えるスポットはありますよ。腹式呼吸となり、免疫力が高まり、高血圧や動脈硬化が抑制され、笑った時と同じ効果が期待できるそうです。まずは自分から楽しい職場づくりを始めませんか。
by みさぽん
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