腰部脊柱管狭窄症と言われる疾患は、腰椎の内部を通る脊柱管という管がなんらかの原因で狭くなりその中を通る神経が圧迫されることで足腰に痛みや痺れが現れる状態のことです。
診療のガイドラインによれば次の4つ全てに当てはまると脊柱管狭窄症と診断されるようです。
①殿部から下肢に痛みや痺れがある。
②殿部から下肢の痛みや痺れは歩行や立位の持続で出現あるいは悪化し、前屈の姿勢や座位で症状は軽くなる。
③腰痛の有無は問わない。
④臨床所見を説明できるMRIなどの画像で変性狭窄所見が存在する。
③腰痛の有無は問わないというのは、腰部脊柱狭窄症と聞くと腰痛をセットに思い浮かべやすいですが、脊柱管や椎間孔の狭小化による神経組織や血流の障害の腰痛とその他の腰痛を明確に鑑別することができないことで、省かれたようです。そして、今後も科学的根拠に基づき、随時更新しながら真の診断基準に近づけていくとのことです。
症状は、腰痛、歩行障害、足のしびれ、筋力低下、排尿・排便障害などです。また、神経の圧迫が強くなって、痛みの増悪、足の麻痺と感覚障害の進行、排尿・排便障害を呈します。特に、典型的なのは間欠跛行(しばらく歩くと痛みが出るため歩く、休むを繰り返すこと)です。
脊柱管狭窄症の原因は、一般的に加齢による骨や人体の変形が主な原因とされており、50代以上の方が多いと言われています。そして、筋力不足やデスクワークなど腰への負担が多い姿勢で長時間過ごすことも原因だと思われます。また、症状のない人でもMRIで脊柱管狭窄の所見が画像で確認される人も多いと言われています。
一般的に加齢が原因と言われていますが、高齢でも狭窄症になっていない方も多いことを考えると姿勢を整えて腰への負担を減らすことが1番の予防になります。整形外科の専門医も運動療法が脊柱管狭窄症の予防、改善に期待できるということが書かれているものも目にするようになっています。実際に腰部脊柱管狭窄症を改善目的で当方を利用していただいている方は、半年以内には症状が消失しておられ、早い方で一ヶ月で症状が軽減し、好きなゴルフを再開しておられます。
by 梅おにぎり
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