ゴルフをしておられる方は、「もっと、腰を回して!」「腰の回りが悪い!」などと指導を受けたことはありませんか? 実は、腰は身体の構造・機能上回せないのです。腰骨(コシボネ)と言われる腰椎は、前後や左右の動きはできますが、回旋運動は椎間関節の影響でほとんどできないのです。頸椎(首)は、40~50°、胸椎(胸)は、35°、腰椎(腰)は、5°となっており、腰の捻る動作が難しいことが分かります。
腰を回している時に動いている部分は、一つは胸椎です。胸椎は肋骨があるために前後左右の動きは制限されますが、回旋運動は他の動きと比べてできるのです。もう一つは股関節の動きです。股関節は多軸関節で両側にあるので、多彩な動きが可能です。これらの動きに腰椎の前後左右の動きで、「腰を回す」と言われる動きができるのです。
ゴルフスゥィング動作においては、さらに肩甲骨の動きも要求されます。この肩甲骨の動きの悪い方が、その動きのカバーを腰の動きに持ってこようとするので腰痛を引き起こすことになります。プロゴルファーの腰痛もハードに練習して、肩甲骨の動きが悪くなった状態で更に練習すると肩甲骨の動きが悪くなっているので、腰に負担をかけることになってしまいます。一般のゴルファーとは、腰の痛める理由が少し違っています。
ゴルフは、腰に悪いイメージがありますが、腰に悪い運動ではありません。ゴルフをして腰が痛くなるのは、ご自身の身体の柔軟性のレベルを超えた動きをしようとするからです。自分の動ける範囲で行えば、怪我はしません。だから、松山英樹選手やタイガーウッズ選手のようなフォームでスイングしたいときは、身体作りもお忘れなく!
by 珍香鈴
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