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認知症増加!

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴うウイルス陽性患者の受け入れ病院が過酷な勤務状況に置かれたことなどから、認知症の高齢者の身体拘束が増えていたことが京都大学大学院医学研究科医療経済学分野の医師らの分析で分かったそうです。身体拘束とは、例えば病院や介護施設に入院・入所する認知症高齢者の独り歩きや転倒などを防ぐために、体をひもやベルトでベッドや椅子に縛るなどして行動を制限する行為のことです。医療や介護の現場での身体拘束は原則禁止ですが、本人や周囲の人に危険が生じる可能性が高く、他に方法がない場合に限り一時的に認められているようです。
 新型コロナウイルスを恐れて閉じこもりがちになっている高齢者も多いと思いますが、「認知症予防」の観点からみると最も悪い行動パターンだと「認知症予防学会」は訴えています。認知症の発症率と運動の関連性を調べた研究は数多く存在し、その多くで「高齢者の運動や身体活動は、認知機能の低下や認知症発症予防に効果的」という結果が得られています。
運動は大切というのは皆さん頭では理解していると思います。
 その理由は、身体を動かす時、脳の中では、600種類以上の筋肉をどうやって協調的に動かすのか、どの程度の力を出せるのか、複雑で巧妙な運動パターンを可能にするために、脳内では瞬時に様々な情報(内臓の働きや身体の状態等の全ての情報)が行き来しています。それが自粛生活、どんどん便利になって身体を動かす機会が減っている世の中ではかなり限定された動き、少ない動きになるため、脳の働きの低下も進んでしまいます。
 身体を動かす機会が減った日常生活だけでは、現代人の脳、身体本来の機能はどんどん低下していくばかりで、自身の身体を正常に保つためにも運動習慣はやはり不可欠だということですね。
by コオロギ
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