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足が小さくなった?

 当方へ通っていただいている40代の女性のケースですが、プラスマイナス2~3㎏の間で太ったり痩せたりを繰り返して、なかなか体型が落ち着かなかったのですが、昨年の夏ぐらいから体重が安定するようになり、体重がそんなに落ちていないのに、ウエストや太もも周りがほっそりとしてきました。そして先日、「足が小さくなってる気がするんですけど…今まで履いていた靴が、どれも大きくなって」と打ち明けてくださいました。そんなことってあるのでしょうか?
 足は、親指の付け根、小指の付け根、踵、この3点に重心を置き、相互にアーチを作っています。身体の土台である足裏は3本のアーチでバランスよく支えられ、立つ、歩く、走るを可能にしています。この3本のアーチのうち1本でも崩れてしまうと、足・脚に影響が及び、トラブルが出てきてしまいます。土踏まずと言われるところは「内側縦アーチ」と呼ばれ、小指から踵をつないだ「外側縦アーチ」親指と小指をつないだ指の付け根の「横ア-チ」この3本のアーチが程よい弓状をしていることが大切で、衝撃吸収、疲れの予防、血行促進、むくみ、冷えの予防になります。
 足裏のアーチが崩れると、足・脚が疲れやすく、むくみやすくなります。アーチが崩れる原因は、足に合っていない靴で長時間過ごしたり、悪い姿勢、歩き方が癖になっていることで起こります。逆に言うと、正しい姿勢、良い歩き方、すなわち正しい身体の使い方が身に付くと、それぞれのアーチのバランスが良くなり、バランスの取れたアーチを形成してくれます。足に付いている筋肉がサポーターのように、足の骨を正しい位置に引き上げてくれるのです。これが足が小さくなったからくりです。その証拠にこの女性は、「土踏まずが高くなっている」とも仰っておられました。加齢とともに「足が大きくなった」と感じる方は足のアーチが崩れているかも知れませんよ。
by chirune
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