私の母が週末に当方を利用してくれていますが、「仕事も運動も頑張ったから、今日は焼き鳥とビールを飲もう！」と言って帰ります。気持ちはわかりますが、やはり勿体無いと思っています。しかし、お酒が好きな方に急に辞めることを勧めても酷なので、今は注意していません。飲酒することは、筋肉に良くない報告があるので、折角の運動を有効に利用していただくために、運動とお酒の付き合い方を紹介させていただきたいと思います。。
結論から言うと運動後に飲酒をすると以下の影響を与えてしまいます。
・筋肉が分解されてしまう
・筋肉増量が抑制されてしまう
・脱水症状になる可能性がある
・睡眠が浅くなってしまう
・体脂肪がつきやすい
なのでお酒を飲むのは運動をしない日にたしなむ程度に飲むのが良いと思います。運動に合わせてタンパク質量を気にしている方もせっかくの相乗効果もその直後に飲んだご褒美の飲酒によって台無しになる可能性があります。その理由は、アルコールが筋肉の修正に使われるタンパク質をアルコールの分解に使ってしまいます。運動をすると1〜2時間後に筋肉の合成が始まります。そのタイミングで栄養価の高い食事をすると相乗効果が得られますが、ここでアルコールを飲んでしまうと合成率に影響を及ぼします。そして運動をしたときに筋力増量作用のあるテストステロンというホルモンの分泌量も抑制されてしまうからです。
　タンパク質量を気にして食事をしていたとしてもアルコールを摂取したことで、筋肉の合成率がガクッと低下してしまいます。筋肉にとってアルコールは「百害あって一利なし」と言えるくらい、筋合成の妨げになります。運動を頑張った日ほど冷たいビールの誘惑に負けてしまいそうになる方が多いかと思いますが、筋肉のためを考えてそこはぐっと我慢するか、ノンアルコールで済ますことをお奨めします。翌日以降に飲み過ぎない程度に抑えるのが賢明です。そして、運動をしない日でも筋肉は日々作られていることを忘れずに。栄養バランスのとれた食事メニューと一緒に、節度を守ってお酒を楽しむことをお薦めします。
by　参鶏湯

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