最も多くの食の専門家が「食べたくない」と回答した超加工食品は、カップ麺を含む「即席麺全般」でした。
その理由は「カップ麺やインスタントラーメンは、食品添加物なしでは作れない加工食品で、特に問題なのは、化学調味料が非常に多く使われていることです。また、ほとんどの場合、麺を揚げるのに使われているのは、合成洗剤の原料にもなっている格安のパーム油、さらに、パーム油が海外から輸入される際には酸化防止剤として安価な『BHA(ブチルヒドロキシアニソール)』が添加されますが、BHAは名古屋大学医学部のラットの実験で、《発がん性が確認されている。》にもかかわらず、いまも使用中止に至っていません」と言っています。
また、含有する塩分や脂質が多すぎることを理由に挙げる専門家も多く「1日に摂取する塩分の適正範囲は男性で8g未満、女性なら7g未満です。即席麺の場合、スープと麺の両方で6g以上の塩分が含まれているものもあり、1食だけで1日の目安に達してしまう。塩分を摂りすぎると血圧が上がりやすくなるだけでなく、胃がんなど一部の消化器系のがんにもかかりやすくなります」と内科医は説明しています。
更に、塩分に加えて脂質が問題視されるのは「摂取する栄養素が脂質に偏ると、カロリー過多になり、体重が増えるのはもちろん、コレステロール値が高くなって高脂血症にもなりやすいのです」と付け加えています。
即席麺ばかり食べていると、高血圧や高脂血症などの生活習慣病になりかねないことは、ご存知の方は多いと思いますが、新型コロナウィルスの感染予防対策で、外出を控えておられて、食事がインスタント食品中心になっておられる方も多いと思います。しかし、腸内環境が悪くなり免疫力を下げることも報告されていますので、減らすようにしたいものですね。
by 頃僕来
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