骨密度が低いと言われて、処方された薬を服用したり、カルシウムのサプリメントを摂っている方が、多くなっているようです。しかし、薬やサプリメントを欠かさず服用しているのに、一向に改善しないとよく聞きます。それは、骨にとってたいへん重要な生理作用が省かれているからと言えます。
筋肉と骨密度には、たいへん密接な関係があります。筋肉は骨に付いています。(厳密に言うと骨膜に付いています。)筋肉が強く働くとその筋肉が付いている骨も影響を受けます。筋肉の働く強さに比例して、骨の強さも決まります。筋肉だけが強くなっても、もし骨が弱ければ折れてしまったり、曲がってしまうので、骨も筋肉と同様に強くなるために、カルシウムなどの電解質を骨に蓄積させて骨強度を高めます。
骨密度が低下して骨粗鬆症と診断された方は、薬やカルシウム剤やビタミンDなどを処方されますが、改善を目的にするというより、それ以上低下しないようにするための処置です。そして、いくら食事やサプリメントで骨に必要と思われるカルシウムなどの電解質を摂取しても、骨に強度を保つ必要な状態(筋肉の働きや重力への抵抗など)が無ければ、吸収せずに排泄されてしまいます。残念ながら、筋肉を強く動かすことをしないで、カルシウム剤などを摂取しても、骨への沈着は期待できません。そして、日本人は、昔から欧米人と比べるとカルシウムなどの電解質の摂取量は少ないですが、欧米の人たちより骨密度は高く、骨粗鬆症率も低いことが確認されています。それは、身体をよく動かしていたことと少ないカルシウムをカバーする食事をしていたからだと言われています。
骨を強くするには、骨に刺激を与えることが重要です。筋肉が強く働くと骨膜は、強く刺激されることになり、骨の強度を向上させるために脳に指令を送って、血中のカルシウムなどの電解質を骨に沈着させます。骨粗鬆症で悩んでおられる方、運動して、筋肉を働かせてください。何もしないで、動かないことが、骨粗鬆症を誘因させてしまいますよ。
by ボヤッキー
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