高齢者は、新型コロナウイルスに感染すると重症化し易いと言われているため、本人のほか周囲の人達も注意が必要ですが、自宅など屋内にこもって外出を控えすぎると「生活不活発」による健康への悪影響が出てきます。日本老年医学会は「少しでも運動すること」などを呼び掛けています。
日本老年医学会は「『新型コロナウイルス感染症』に高齢者として気をつけたいポイント」と題したイラスト入りの“注意書”を作成し、糖尿病や心疾患などの基礎疾患を持っている高齢者は感染症が重症化しやすいので注意が必要とした上で、感染を恐れるあまり外出を控えすぎると「生活不活発」による健康への影響が危惧されると指摘しています。
同学会によると、体を動かさない「生活不活発」により、身体や頭の動きが低下して「フレイル」(虚弱)が進行し、身体の回復力や抵抗力(免疫力)が落ちて感染症が重症化する傾向もあると注意しています。同学会は、こうした症状を防ぐためには自宅で座っている時間を減らして、日なたでの散歩やラジオ体操などで筋肉を衰えさせないことなどが重要としているほか、栄養をつけるためにバランスの良い食事をとることや、口を清潔に保つことを勧めています。
人の身体の免疫力を信じて、身体を動かし、筋肉の機能低下させないことが、感染症予防に繋がる有効な対策です。少し外へ出て、身体を動かすようにしてくださいね。
by ボヤッキー
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