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「健康寿命」が過去最長

 長寿大国の日本ですが、近年は平均寿命より、「健康寿命」という言葉の方が見聞きすることが多いのではないでしょうか。この健康寿命は、厚生労働省が3年毎に推計値を公表しています。今回の発表で、2019年時点で男性は72.68歳、女性が75.38歳と過去最長を更新し、前回の2016年と比べて、男性が0.54歳、女性が0.59歳、延びたことになります。
 健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」とされ、介護を受けずに健康的に生活できる期間です。2001年の初調査以降、男性が3.28歳、女性が2.73歳延びたことになり、日常生活に支障がある期間は縮小傾向にあります。健康寿命が延びることは、良いことですが、同時に年々平均寿命も延伸しています。最新の平均寿命は、男性81.64年、女性87.74年。平均寿命から健康寿命を差し引いたのが、日常生活が制限され生活する期間となります。およそ男性で9年弱程、女性で12年程。数字だけを見ると、男女共に、長年にわたり、日常生活に支障をきたしながら暮らすことになります。できれば、年を重ねても、健康で快適に暮らしたいと思うのは皆の願いです。
 適切な食生活、口腔ケア、体をしっかり動かし、十分な休養と睡眠が、既にご自身の生活習慣になっていれば、生涯にわたり、普段の生活の中で、起きる・服を着る・食事する・お風呂に入る動作が1人でできて健康的な日常が送れる可能性が高くなるのはもちろん、前向きで、楽しく、快適な生活を送ることができるでしょう。とはいえ、良い生活習慣がわかってはいるものの、日常生活で実践することは個人に任されています。改めたい生活習慣があったとしても、長年、身に着いた生活習慣を変えるのは、容易なことではありません。全てに完璧を目指すのは難しいですが、まずは今までより少し身体を動かすようにすることから始めてみませんか。
by みさぽん
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