前回(2019年9月2日投稿分)、お酢の効果についてご紹介させていただきましたが、今回はお酢の種類について取り上げていきたいと思います。
お酢と呼ばれているものは、糖質を含む原料をアルコール発酵させた後、酢酸菌によって酢酸発酵させた液体調味料を指します。つまり、お酒の原料になるものなら何でも、お酢を作ることができるのです。
代表的なのが米酢と穀物酢。米酢は、米を主原料にしたまろやかなコクと、香りが特徴です。米酢のおだやかな酸味は、和食はもちろん、料理全般に使われ、洋食・中華にも好相性です。穀物酢は、小麦・大麦・酒粕・コーンなどの穀類をブレンドして作られ、さっぱりさわやかな酸味が特徴。香りは少ないため、他の材料の味を引き立たせたり、加熱する料理に適しています。比較的安価なものが多いのも特徴です。
一方、黒酢は、玄米または大麦を原料とし、長期熟成によって濃い褐色になり、独特のコクと風味・香りが増します。美容アミノ酸とも呼ばれる「D-アミノ酸」やミネラルが豊富なため、ダイエットや美容効果が注目を集め、黒酢を使用した食品やドリンクが多数販売されています。和食だけでなく、紹興酒や八角、オイスターソースなどとも相性が良いため、中国料理でも欠かせません。
ワインビネガーは、ワインを酢酸発酵させて作られ、酸味が強いのが特徴です。赤ワインビネガーは、果実味のあるコクが特徴で、牛肉やマグロなどの赤身魚、脂ののった青魚やサーモンとも好相性です。白ワインビネガーは、フルーティな香りとさっぱりした味わいで、生野菜や白身魚などと相性が良くサラダやカルパッチョに欠かせません。バルサミコ酢は、ぶどうの濃縮果汁を木製の樽で3~7年熟成させて製造します。マリネやサラダのドレッシングに使用するだけでなく、加熱すると酸味が飛び、深みと甘みが増すので、肉や魚のソース、さらにデザートにも好相性です。主に洋食に使われますが、しょうゆとの相性も抜群です。
是非、普段の食事に取り入れてみてくださいね。
By ルン
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