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たかが肩凝り?

 肩こりを軽くみている方は多いと思いますが、いろいろな障害の原因となっていることを医療関係者も含めてご存知の方は少ないようです。
 まず、四十肩、五十肩と呼ばれる肩の障害のほとんどが肩こりが原因で起こっています。肩コリで肩甲骨周辺の筋肉が硬くなって、肩甲骨の動きが悪くなっていることに気付かずにいつもと同じように動かすことで肩周辺の筋肉を無理に動かすことになってしまいます。無理に動かすことで回旋腱板などの筋肉は傷ついてしまいます。ですから、肩こりを感じた時は放っておかずに肩甲骨を動かして肩周辺の筋肉をほぐしてから、腕を動かすようにしてください。また、四十肩、五十肩を発症される方は、肩こりを自覚しておられない方が多いので、他の人に肩周辺を触っていただいて硬くないかどうかを確認してみて下さい。
 次に、頭痛ですが、肩こりから起こるものがほとんどと言われています。首、肩の周辺の筋肉が硬くなり、脳に送られる血液の量が制限されることで頭痛に繋がっていることが多いです。精密検査で何も異常がない時は、肩コリを疑ってみていただいて良いと思います。お風呂に入って、肩甲骨を大きく動かし、首をゆっくりストレッチしてあげることで血液循環が改善され、頭痛は解消されることが多いです。
 また、肩凝りで血液の循環が悪くなり、血圧の上昇にも繋がります。スムーズに流れている血液が、筋肉が硬くなって、筋肉のポンプ作用が低下し、血液の流れを悪くしたり、邪魔することになるので血液が滞留し血管壁を大きく圧します。それ以外でも、冷え性や代謝不全なども肩こりが原因で起こっていると考えられます。肩こりは侮れない症状であると言えると思います。
 なかなか肩こりが治らない方、あまり長く放っておくと大きな障害の原因にもなります。だからと言って、マッサージや貼付剤に頼るのはよくありません。適度に身体を動かすことが、根本的な解消に繋がります。
by 頃僕来
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