タンパク質は、主要栄養素の中で最も重要視されており、運動選手や筋力トレーニングをルーティンにする方には特に重要な栄養素と考えられています。「ダイエット時には、タンパク質の摂取量を増やすように!」や、「筋肉を増強したいのであれば、より多くのタンパク質を摂取しよう!」と、一般的な生活の中でもタンパク質の重要性が叫ばれるようになっています。
事実として、タンパク質は、身体を構成する主要栄養素として、もちろん重要なものです。筋肉を保存、修復、成長させるためにも、食事にはタンパク質が不可欠なものです。しかし一方で、重要な栄養素がゆえに摂取しすぎてしまうこともあり、タンパク質が含まれたものは、何でも食べ過ぎてしまう傾向にあります。
厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準によれば、1日に必要なタンパク質は、摂取エネルギーの13~20%が理想とされております。なので、一般的平均値から計算するに、推奨量は「成人男性は一日約60g」、「成人女性は一日約50g」としています。しかし、運動選手や筋力トレーニングを行っているアクティブな人であれば、もう少し多くのタンパク質を摂取することを推奨されているので、必要量は、それぞれの人のニーズと目標によって決まります。
たんぱく質は、身体の中で分解と合成を繰り返しますので、その量が多くなると肝臓や腎臓の負担は大きくなり、内臓疲労を起こしてしまいます。また、動物性たんぱく質の摂取量が増えると結石を作り易くなったり、腸内環境を乱すことにもなります。
しっかりたんぱく質を含んだ食事をしているのに身体が重怠くなっているのは、たんぱく質の摂り過ぎが原因かもしれません。摂取量を確認してみてくださいね。
by 珍香鈴
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