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イソフラボンの効果

 大豆は「畑の肉」とも言われているように私たちの体を作るタンパク質の供給源の一つで、イソフラボンを多く含みます。厚生労働省と農林水産省が、平成17年6月に決定・公表した「食事バランスガイド」においても大豆を使った料理は、肉や魚、卵料理とともに「主菜」として位置づけられています。
 イソフラボンは、細胞の老化を防止する抗酸化作用があることで話題になっているポリフェノールの一種です。日本人は、古くから大豆製品を主なタンパク質源としていることもあり、長寿の秘訣の一つは、他国に比べ大豆の摂取量が多いことだと言われています。大豆には、10種類以上ものイソフラボンが含まれており、これらを総称し、「大豆イソフラボン」と呼んでいます。これらのイソフラボンは、女性ホルモン(エストロゲン)と構造が似ていることから、植物性エストロゲンとも呼ばれ、エストロゲンが欠乏して発症する更年期症状や骨粗しょう症、動脈硬化症などの治療や予防に効果があるのではないかと、以前から注目を浴びてきました。
 大豆イソフラボンは、良い働きがある反面、過剰摂取は子宮内膜症や乳がんの発症と再発リスクを高める可能性があると懸念されています。美容や健康意識の高い女性は、大豆製品を日頃からとり入れようと心がける人が多いですが、サプリメントや補助食品などでの摂りすぎには注意が必要になります。
 食品安全委員会は、大豆イソフラボンの一日の摂取目安量の上限値を70〜75mgと定めています。また、閉経後の女性に限定し、さらに30mgなら上乗せして摂取しても問題ないとしています。100gあたり、大豆…約248mg、豆腐(1/3丁)…約20mg、納豆…約73mg、味噌…約49mg、醤油…約1mgが目安となっていますので、参考にしてください。多めに摂取しても体外に排出されるようですが、過剰摂取は上記にもあるように害になる可能性があります。いくら良いと言われるモノでも過剰摂取は控えたいですね。
By ルン
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