人の筋肉は、体の中心に近い部分・骨に近い部分から、何層にも重なって体を覆っています。この中で、比較的深い部分にある筋肉が、インナーマッスルと呼ばれています。従って、インナーマッスルというのは、どこか一つの筋肉を指している言葉ではなく、身体の奥の方にある筋肉の総称になります。
インナーマッスルは、人の複雑な動作を可能にする補助的役割を担っています。例えば、肘を曲げながら手首をひねったり、腕を内側に回したりするような、複雑な動きを実現させるためにサポートする筋肉がインナーマッスルです。つまり、器用な動きができるのは、インナーマッスルのおかげと言っても良いでしょう。
また、インナーマッスルは、姿勢保持や関節の位置調整の働きも果たしています。人の身体は、しなやかで効率的な動きができるのも、インナーマッスルとアウターマッスルのスムーズな連携に因るものです。運動しているのに、関節の動きが硬くなったと感じている方は、筋肉バランス悪くなっていることが原因かもしれません。インナーマッスルは、目には見えない部位の筋肉ですが、アウターマッスルが働き易い状態にするという重要な役割を果たしています。
しかし、インナーマッスルを強化するだけで望む効果が得られたり問題が解決するのかというと、必ずしもそうとは限りません。先にも述べたように、インナーマッスルとアウターマッスルは、お互いに協力し合って働いています。そして、重要なのは、そのバランスです。もともと身体全体の筋力の弱い人が、インナーマッスルだけを鍛えても、根本的な原因が解決されないことになり効果は期待できません。
運動能力をアップさせたり体の不具合を解消したい場合は、スクワットのような基本的な動作がスムーズにできるように取り組んでみてください。正しいフォームで、無理なく取り組める場合は、アウターマッスルとインナーマッスルが、バランス良く働いていますよ。
by みちる
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