「腹を凹ます」という題材にした雑誌などで、ウエストラインを整えることをPRしているモノがたいへん多いです。それらの中には、「ビールをたくさん飲むとビール腹になる?」に対して「なりません。一緒に食べるおつまみのせいです。」という回答や腹筋運動の種類などの解説や説明が載っています。しかし、腹筋をただ続けても効果を実感する方は、あまりいません。ウエストが太くなる理由が、「腹筋が弱い」「体重が増えている」だけが問題ではないからです。自分の身体の使い方が、どうなっているのかを確認する方が重要です。
例えば、「骨盤を立てることを意識しながら歩いている」、「身体の横ブレがなく、歩いている」等を確認することで原因が見えてくることが多いです。骨盤を立てるために殿筋(お尻の筋肉)やハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)、背筋などの働きが悪くなっていないか、横ブレが起こらないように中殿筋(お尻の横側の筋肉)や内転筋軍(内ももの筋肉)、骨盤底筋群(骨盤の内側の筋肉等)は、しっかり働いているかも確認しないと腹筋だけ頑張っても「焼け石に水」になってしまいます。
体型は、身体の使い方そのものが、形として現れるので自分自身の使い方を修正していかなければ、変わりません。ウエストが太いのは、その部分に負担が生じやすい使い方になっているからで、負担を取ってあげると体重が落ちなくてもウエストは細くなります。当方にお越しになっていたピアノの講師をしていた方は、約3ヶ月で体重が1㎏増えたのにウエストが8㎝細くなられました。腹筋運動をハードに行ったわけではなく、猫背の姿勢を矯正するように背中の運動や大腿部の裏側の運動を中心に取り組んでそれを習得された結果です。必然的に日常での姿勢も良くなり、ウエスト部分への負担が減ったことで起こった変化です。身体は、負担がかからない部分には組織を集中させませんので、太い、大きい部分は、負担が大きくなっているトコロと言えます。
ジムに行く時間が取れなかったり、筋トレができなくても、歩く姿勢を意識するだけでも効果はあります。歩幅を大きくし、頭の真上にモノを置いているとイメージして、それを落さないように歩くようにするだけでも変化していくはずです。自分の身体なのにコントロールができないと感じておられる方は多いですが、日々の積み重ねで変化はしていきますので、嬉しい変化を期待しながら続けてくださいね。
by ボヤッキー
クリックお願いします。
コラム
COLUMN
CONTACT
お問い合わせ・ご予約はお気軽にどうぞ
お問い合わせフォーム
06-6645-5885