ケガをしたら「患部をできるだけ動かさないようにして安静に保たなければならない」と指示されたのは一昔前には、当たり前でした。(残念ながら未だに、動かさずに安静に保つように指示する医療関係者もいます。) 現在では理学療法や軽い運動なども行いながらリハビリを進める方法が、一般的になってきています。その方が、筋、骨だけでなく腱や靭帯などの組織の回復に役立つと考えられるようになったからです。また、受傷後の処置も以前はRICE処置が中心でしたが、今はPEACE&LOVE処置が主流になっています。
ウィスコンシン・マディソン大学の研究によると、回復期間中に患部を動かすことにより、筋肉の委縮を抑え、腱の回復を促進し、関節が硬くなるのを防ぐ効果が大きいことを医学情報誌に発表し、その取り組みが広まってきています。捻挫や関節を傷めた場合、できるだけ早い段階で動かしてあげることは、血液循環の促進になり、栄養供給や老廃物の除去ができるので障害を早く改善させることができます。また、絶対安静と言われていたギックリ腰も世界基準は、2日以内には動かすように言われています。しかし、動かすことが必要だからといって、無理な動かし方はかえって悪化させることにもなりますので、自分の身体の信号をしっかりと確認してください。自分では、分からない場合は、信頼できる専門家に適切な動きの指導を受けていただくことをお勧めいたします。
もし、捻挫や関節痛が3か月以上変化なく、同様の痛みが続いている場合は、適切な処置や取り組みになっていないと思われます。取り組み方や受診しているところに確認していただくことをお勧めいたします。納得のいく答えが得られない場合は、当方に一度相談していただければと思います。
by ベクトル
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