コーディネーショントレーニングは、世界中で研究が続けられており、「神経系」に視点を置いたトレーニング方法で、『動きやすい身体をつくる』『自分の身体を思い通りに動かせるようになる』ことを目的とします。1970年代に旧東ドイツで生まれた、アスリートの運動能力向上のための理論で、「運動神経とは何か」が研究の発端だったと言われています。
コーディネーション能力は7つの能力に分けられます。
①定位能力
相手や味方、ボールなどの周囲の状況と関連付けながら動きの変化を調整する能力
②変換能力
状況が変わったとき、動作を素早く切り替える能力
③リズム能力
耳や目からの情報を動きによって表現し、イメージを現実化する能力
④反応能力
合図を素早く察知し、適時に適切な速度で正確に反応する能力
⑤バランス能力
空中や動作中の全身バランスや、崩れた姿勢を素早く回復する能力
⑥連結能力
身体の関節や筋肉の動きをタイミングよく、無駄なく同調させる能力
⑦識別能力
手や足、頭部の動きと視覚の関係、ボールなどの操作を精密に行う能力
5歳~8歳の時期をプレ・ゴールデンエイジ、9歳~12歳の時期をゴールデンエイジと呼び、この時期に運動能力向上プログラムを実践することで、バランス能力や巧緻性といった、身体を思い通りに動かす能力は高まりやすいと考えられています。
トレーニング内容は多種多様で、
・キャッチボールで投げる距離を変えてみたり、投げるボールを変えてみたり
・つま先立ちで歩いてみる.踵で歩いてみる.お尻をついて歩いてみる
など様々な運動、動かし方をすることで、頭の中で運動プログラムが組み替えられ神経系を鍛えることにつながります。
様々な動きをしてみることは大人にとっても良いことです。普段同じ動き同じ筋肉ばかり使っていると身体の負担は大きくなります。普段と少し違った身体の動きが、症状の軽減や改善に繋がるので、動かすように心掛けたいですね。
by コオロギ
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