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コーヒーの健康リスク?

 健康にいいというさまざまな研究があるコーヒーですが、1983年に三崎文夫氏らによって発表された『消化性潰瘍のリスク・ファクターに関する疫学的研究』では、「コーヒーを多く飲む者は十二指腸潰瘍への危険率が有意 」とあります。空腹時にブラックコーヒーを大量に飲むと胃酸の生成を強く刺激し、胸やけや胃潰瘍を引き起こす可能性があります。
自律神経との関係
 2012年の種村一識氏らの発表によると、「コーヒーを飲むと胃の活動や自律神経の交感神経活動が活発になる」と書かれています。寝る前など、胃や自律神経の活動が活発になるとよくないタイミングなどに限れば悪影響といえるかもしれません。
不眠になる?
 2014年の中村万理子氏の発表によると、大学生のカフェインの過度の摂取が不眠をもたらす可能性があるとされています。大学生のような、肉体的にも精神的にも、元気であろうと考えられる年代で不眠をもたらすということは、やはり飲みすぎは身体によくないようです。
太る?
 コーヒーに入れる砂糖やミルクのカロリーは、スティックシュガー1本(4g)約16kcal、ミルクポーション1個(3ml)約16kcal程度です。1日1回くらいであれば、問題ないと思いますが、入れる量が多かったり、何杯も飲む場合は注意が必要です。また、缶コーヒーやペットボトルのコーヒーにも砂糖やミルクが多量に使われているものが多いので、気をつけましょう。
 以上、今回はコーヒーの健康リスクについて解説しました。コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、コーヒー独自のポリフェノールで健康効果が高いと考えられていますが、コーヒーが苦手な方は、もちろん無理して飲む必要はありません。緑茶や紅茶などにも別のポリフェノールがたっぷり含まれていますので、それらを飲めばいいのです。どちらを飲むにしても砂糖やミルクの量に注意して、飲み過ぎないように楽しむのが一番だと思います。
by chirune
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