健康維持、病気の治療・予防、ダイエット、栄養補給など様々な目的でサプリメントを利用している方も多いと思います。ではそもそもサプリとは何なのか。
私たちが口から摂るものは、食品と医薬品(医薬部外品を含む)に分かれます。健康の維持や増進の効果をうたった健康食品・サプリは「食品」に分類されるのです。
アメリカ国立衛生研究所(NIH)によると、サプリはそれを飲むことで期待できる効果をアピールすることはできますが、薬ではないので、「治る」とか「病気を予防する」ということを訴求することができません。もし、「これを飲んだら病気が治る」と信じてサプリを飲んでいるとしたら、商品のPRが功を奏し、皆さんの潜在的欲求と結びついた結果と言えます。また、サプリは食品ではありますが、薬のような副作用はあります。
薬の場合、誕生するまでに有効性・安全性の科学的根拠を得るための研究が何段階にもわたり実施され約10~20年かかると言われており、最終的に厚生労働大臣の承認を受けた後、流通が許されます。そして、医薬品には1日の摂取量や飲むタイミングなど、厳しく記載されています。
一方で健康食品・サプリには、これらの厳しい基準もなく用法や用量がボトルに記載されていなかったり、1日3錠と書いてあっても、「目安量」という言葉も記載されていることと思います。ですから、サプリの効果を等身大に見るためには、冷静に判断する視点が必要です。
不足しがちに栄養素をサプリで補いながら、食生活を最大限に楽しむということは、決して間違いではありません。その一方で生活習慣や食生活も一緒に見直していくことが上手なサプリの活用方法と言えるでしょう。サプリの摂り方を間違えると、意味がないばかりか、カラダにとって有害にもなりかねないことを念頭に置いておきましょう。
by コオロギ
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