「ストレッチ」と言うと身体をじっくり伸ばして行うスタティックストレッチが一般的かと思います。「体育の準備体操やクールダウンでしてた!」 「ケガ予防や身体の痛み等が減る」 の様な良いイメージをお持ちの方も多いと思います。また、「身体は柔らかければ柔らかい方が良い」「私は身体が硬いから良くない…」なんて思っておられる方も多いのではないでしょうか?
では、実際にストレッチで柔軟性(関節可動域)を上げる為にはどれくらいすれば良いか(個人差あり)ですが、ひとつの筋・部位に対して
・30秒〜40秒、高齢者の場合は60秒程度
・上記時間×数セットで120秒以上
・週に3回以上 というのが良いとされています。
しかし、準備運動やクールダウンとして、ケガ予防に直接的な効果は無い様です。 ただ、筋肉の働き以外の部分にはとても大事な作用があり、「今の身体の状態が把握出来る」といった点です。 例えば、運動前のストレッチで普段より膝が曲がり難いとします。この場合は大腿四頭筋の硬さがいつもより強いであろうという事が把握できるので、いつもより大腿四頭筋のケアをする、あるいは拮抗筋の働きを上げておくといった対策がとれます。なのでストレッチ自体は効果がないですが、状態を把握して対策する事で間接的にケガ予防に繋がったりパフォーマンス向上に繋がる事があるかもしれません。
そして、身体は柔らかければ柔らかい方が良いかというとそんな事はなく適切な可動域、筋力、前後左右といったバランスがとても大切になります。 ある特定の部分だけを柔らかくしようとして逆に身体のバランスを崩してしまうなんて事にも繋がります。硬い=ストレッチではなく「なぜ硬くなった?」といった原因や理由に目を向けてみると意外とすぐ可動域改善に繋がるかもしれません。「やりたいならやる」ぐらいで身体をリラックスさせるぐらいの取り組みで良いかもしれませんね。
by スクープ
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