ダイエットに良い食品として、エビ、ささ身、赤身の魚、卵、オリーブオイル、ほうれん草、えのき、大豆、ワカメ等がよく紹介されています。一方、良くない食品として、マーガリン（マーガリンは脂質ゼロでも飽和脂肪酸が高く、脂肪になりやすい）、ソーセージ、はんぺん（加工食品は脂質が高いので注意）、春雨（糖質が多く含まれているため）になっています。痩せるための食事を考えたら、できるだけ加工品は使わずに、ダイエット向きの生の食材を使って自分で料理をするのがいちばん良いと言えます。 ダイエットは、途中で続かなくなることが一番問題なので、料理を作るためのルールはとってもシンプルなことが望まれます。
　炭水化物は効率よく代謝を上げるのに必要なものなので、適正量をベストなバランスで食べると、脂肪が燃焼されダイエットが加速します。 また、炭水化物を極端に抜くと、締まるというより枯れるイメージで痩せていきます。体重が一時的に落ちるので一見成功しているように感じますが、ずっと続けているとエネルギー不足で筋肉まで落ちてしまいます。できるだけ抜かないようにしてほしいのですが、糖質が高い「じゃがいも、さつまいも、ガボチャ、とうもろこし」の4種類は避け、他の野菜はたっぷりと摂るようにすることをお勧めいたします。
　食物繊維は、整腸作用には欠かせないものです。また、脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあるため、これらを摂り過ぎることによって引き起こされる肥満や脂質異常症（高脂血症）・糖尿病・高血圧など生活習慣病の予防・改善にも効果が期待できます。ごぼうやきのこなどの不溶性食物繊維、アボカド、わかめ、オクラ、にんにくなどの水溶性植物繊維もお奨めです。
　味付けには、極力砂糖を使わないようにします。甘みを加えたいときは、みりんかアガベシロップを使うようにし、お酢を取り入れるのもお奨めです。酢を大さじ1ほど摂ると、酢の成分に糖の分解酵素のはたらきを抑える作用があるので、食後血糖値の上昇を抑えられるという研究結果も出ています。
by 珍香鈴

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