身体のツボ(経穴)は、体の異常を痛みなどの感覚として現れる場所であり、全身に約670穴存在します。神経がつながっている節目や筋肉の間・腱の間・骨の間・骨の割目や隙間・関節の陥凹部・脈拍が触れる部分に沢山あります。ツボの形は決まっていませんが、押すと痛い所・堅い所や凝りを感じる所・落ち込んだような所・黒子・斑点・丘疹・水腫・知覚異常・温感異常の所が多いようで、状況や反応に個人差があって定まっていません。ツボにアプローツすると、鍼灸、マッサージなどの施術効果も大きいようで、全身の筋肉・神経・血管・リンパ節・内臓などの器官の働きを促進させてくれます。
ツボは、本来、凹みを意味し、中国語では“穴位(シュウエイ)”といいます。つまり指で触って凹んでいるところがツボになります。 また、表皮の細胞が劣化して均一に整っていないために皮膚表面に当たった光は乱反射をし、まわりの皮膚に比べてツボは少し暗く見えます。
指で指圧する場合、基本的に凹んでいる部分をゆっくりと垂直に深く押していきます。“ひびき”(刺激)を感じたら指を止め、そのまま、3~8秒間停止します。この時、奥の筋肉まで力を伝えてくれます。凹んでいる中心をぶらさずに、凹みの側面をなでます。この時に側面の硬くなった筋肉をほぐします。表面の筋肉だけを指圧すると、筋肉同士の摩擦が生じ、筋肉がこわばって、固くなってしまいます。また、角質層や筋肉の位置がずれることで、シワや老化の原因にもなってしまうので、注意が必要です。
ちなみに、「リフレクソロジー」や「足ツボ療法」で使用しているツボは、基本的には東洋医学のツボとは、無関係の反射療法になります。リフレクソロジーや足ツボマッサージは、米国から欧州に入り、台湾を経由して日本に入ってきたものです。東洋医学の正穴では、足の裏には「湧泉(ゆうせん)」というツボのみで、その他奇穴がいくつかありますが、一般的に普及している足ツボマッサージやリフレクソロジーと合致する部分は少ないようです。
By ルン
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