ドーパミンは、運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる神経伝達物質で、不足すると無気力、注意力欠如といった状態になり、ひどくなるとパーキンソン病に発展することにもなります。ドーパミンは、平穏で、変化のない生活を続けていると、減ってくることがわかっています。
では、どのようにすればドーパミンを増やせるのでしょうか。それは、「未知なる興味あること」を体験することです。例えば、今まで出たことのないマラソン大会に参加するなど、興味の持てる未経験な分野に取り組むことです。「どうすれば完走できるだろう」「どんな練習をしたらいいのだろう」「もっと速く走るためには」と、思考を拡げます。「2キロ走れた」となれば達成感や幸福感が生まれて、「次は、5キロ走れるかも」「今度はハーフマラソンに出てみよう」というふうに考えられるようになり、ドーパミンの分泌機会が増えます。そして、本当にフルマラソンを完走したときには、大きな達成感を得ることができて記憶に刻まれます。その経験から「遣り甲斐」という報酬を得て、ドーパミンを放出し、それを糧とすることができるのです。ドーパミンは、出るように工夫さえすれば、あとは脳が行動する指示を出して、スムーズに事が運びます。
ポイントは、小さな目標をいくつも設定し、ひとつの目標をやりとげるたびにドーパミンが脳を駆け巡り、幸福感が得られます。その状態で次の課題に向き合えるようになるので、脳を褒めてやる気にさせることになります。
やる気が出ない時、出ないのは、目標が高過ぎたり、興味を持たせる工夫が足りないことが、原因かもしれません。まずは、興味のあることから、軽く取り組んでみてください。できたらドーパミンが脳を駆け巡って、やる気が出てくることになります。もし、できなかったら、次の興味あるモノに切り替え、取り組んでみてください。
by chirune
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