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バランス力

 バランス力とは、静止している状態、または動きを伴っている状態で姿勢を維持する能力のことです。このバランス力を保つためには、筋力、骨密度、血管、脳からの指令、これらが正常に働かなければなりません。若々しく健康を保つ上で欠かせない要素であり、このバランス力が衰えると、腰痛や骨粗鬆症、認知機能の低下に繋がることも分かってきました。特に筋力が衰えてくる高齢者においてはしっかりと立ち、歩き、転倒を予防する上でもバランス力を鍛えることは重要です。
 ヨガには沢山のバランスポーズがあります。バランスポーズは、体幹や下半身の筋肉を効率よく鍛える効果があります。体を支える筋肉が鍛えられると、体のゆがみや癖を改善し、姿勢が良くなります。その結果、スムーズな歩行が可能になり、転倒や骨折等を回避することが出来ます。また、バランスをキープすることは平衡感覚を司る小脳も活性化されると言われています。小脳は平衡感覚のほか、注意力や情動のコントロール、感情なども司るため、精神面とも大きな繋がりがあることがわかっています。バランスポーズには、心身の健康を増進する効果があるといっても良いでしょう。
ヨガの古典にも出てくる伝統的な立位のバランスポーズをご紹介します。
木のポーズ(ヴリクシャーサナ)
1.両足を腰幅に開き背筋を伸ばして立つ。
2.右足をつけ根から股関節を90度外側に開く。
3.左足に重心を移し、右足をゆっくり床から持ち上げ左太ももの内側につける。
4.胸の前で合掌し、深い呼吸を数回続ける。
5.ポーズが安定してきたら、息を吸いながら合掌した手をそのまま上に伸ばし、更に深い呼吸を続ける。
6.息を吐きながら両手を下げ1の上体に戻る。
7.反対側も同様に行う。
 右足を腿の内側まで持ち上げるのが難しい場合は、左足の付け根やふくらはぎ、足首など無理なくポーズをキープできるところを見つけてキープします。(膝横は膝を痛める恐れがあるので避けます。)また、手を上にげるとバランスが取りにくい場合は胸の前で合掌するだけでも構いません。
ポーズの完成形を目指すより、まずは片足で安定した呼吸が出来る位置で行ってみましょう。繰り返しているうちにバランス力が鍛えられていきます。
by ヨガインストラクターChieko
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