パスタは、炭水化物を主成分とする料理のため、糖質が多く含まれているので、「太る」と敬遠される方も多いでしょう。しかし、選び方、食べ方の工夫次第で太りにくい食材だと言えるのです。今回のブログは、パスタが工夫次第で太り難いといえる理由と、太り難いメニュー・太りやすいメニューを前編と後編に分けて解説します。
100gあたりの主な主食類とパスタの比較
ご飯 156㎉ 糖質35.6g
食パン 248㎉ 糖質42.2g
うどん(ゆで)95㎉ 糖質20.3g
中華麵(ゆで)133㎉ 糖質26.4g
パスタ(ゆで)150㎉ 糖質29.2g
1食分あたりのカロリーと糖質
ご飯 茶碗1杯150g 234㎉ 糖質55.7g
食パン 6枚切り1枚60g 149㎉ 糖質27.8g
うどん(生めん)1玉150g 374㎉ 糖質85.2g
中華麵(生めん)1食120g 299㎉ 糖質66.8g
パスタ(生めん)1食100g 347㎉ 糖質73.1g
※参考:日本食品標準成分表2020年版
100gあたりのカロリーは、ご飯や食パンに比べて、麺類の方が低くなります。ただし、麺類は1食分の量が多いことに注意で、パスタは1食分の量が多いため、カロリーも糖質も高めになりやすく気を付ける必要があります。
パスタのカロリーや糖質を抑えたい場合は、乾麺のパスタを65gを目安にすれば約230kcalとなり、ご飯1杯分(150g)と同じぐらいのカロリーとなります。血糖値の観点から見ると、パスタはご飯やパンに比べて「GI値」という食後血糖値の上昇度を示す指数が低いことが特徴です。このGI値が高い食材を食べると血糖値が急上昇し太りやすくなるため、パスタはこの点ではご飯やパンに比べて太りにくいと言えるでしょう。全粒粉のパスタを選べば、さらにGI値は低くなります。また、パスタはオリーブオイルやバターなどの油を使い調理することが多く、これらの脂質とパスタが合わさることで、さらに血糖値が上昇しにくくなります。
後編では、調理の工夫と太りにくいメニュー・太りやすいメニューを解説します。
by chirune
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