ニュース等でヒートショックという言葉を聞いた事がある方も多いと思います。ヒートショックとは、気温(室温)の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックといいます。この血圧の乱高下に伴って、めまいや意識障害が起きたりひどい場合には、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こります。そして、一年間の死亡者数が、約2万人(その中で高齢者は、約8割)に上り、交通事故の死亡者数と比べると約3倍となっています。しかし、47都道府県の中で、北海道と沖縄県が最も低頻度で、他の45都府県と比べても明らかに少ないと報告されています。
ヒートショックは、冬場に暖房の効いたリビングからトイレや脱衣所等の温度変化が大きい所で発生し易いです。特に、入浴時に温かいリビングから気温の低い脱衣所で、寒さに呼応して血圧が上昇します。そこで衣服を脱ぎ、寒い浴室へ入るとさらに血圧は上昇します。その後、浴槽に入ると、急に身体が温まるため、血圧が下降します。風呂から上がって、更衣する際は寒くなる為に血圧が再上昇します。特に10℃以上の温度差がある場合は、注意が必要です。
また、年末年始は暖かいところで一家団欒等でじっとしている方も多いと思いますので、筋肉の働きが低下しています。筋肉の働きが低下している事で発熱する機能が低下し、加えて血管の柔軟性が低下している場合もあります。そんな中で上記の暖かい→寒い→暖かいという環境下になると血管や心臓への負担に繋がってしまいます。
対策としては
・入浴前に脱衣所や浴室を暖める
・水分を摂取しておく(アルコールは厳禁)
・熱すぎないお湯(41℃以下)で長湯しない 等が挙げられます。
その他にも入浴前に軽い運動やストレッチ等をしておく事も予防に繋がります。また、普段から適度な運動をすることで、筋肉や血管の状態が良くなり血流や血圧の改善効果は期待できて、ヒートショックの予防になります。
by スクープ
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