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フレイル?

「フレイル」という言葉をご存知でしょうか?「フレイル」とは「虚弱」を意味する言葉で、要介護の一歩手前の状態のことです。
 世界一の長寿を誇る日本ですが、平均寿命と健康寿命には大きな差があります。日本人の「平均寿命」は、女性が約87才、男性が約81才ですが、元気に自立して日常生活を送ることができる「健康寿命」は、女性が約75才、男性が約72才で、その差は女性で約12才、男性で約9才もありました。健康長寿を目指すなら、この差をできるだけ埋めることが重要です。日常生活におけるさまざまな身体のサインを早期に発見し、生活機能の低下を予防することが大切です。
 一般的に、高齢者は健康な状態から、まず「プレフレイル」になり、「フレイル」、「要介護」へと徐々に進行していきますが、プレフレイルやフレイルの状態を発見して、適切な対策を行えば、現状を維持したり、元の健常な状態に戻すことも可能です。
フレイルの最も大きな原因の1つが筋肉の衰えですから、運動を定期的に行った方がいいのは明らかです。しかし、フレイルには、『身体的なフレイル』に加え、心の問題である『心理的フレイル』や、社会や人とのつながりを失うことで起きる『社会的フレイル』も、影響していることが確認されています。定年でリタイアして外出の回数が減ると、人とのつながりや行動範囲が狭まります。このように社会とのつながりを失うことも、フレイルの入り口であることも分かってきています。
 フレイル予防の具体的な対策は、
【1】社会参加:仕事や趣味などで人と関わる。
【2】運動:体を動かし、筋肉を鍛える。
【3】栄養:しっかり噛んで、バランス良く食べる。
これは、高齢者だけでなく、リタイアしたばかりの方も意識して欲しいことです。
by 頃僕来
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