夏場でのマスク着用について、熱中症の危険性が様々なニュースで伝えられていますが、リスクはそれだけではありません。
マスクをしていると保湿できているように思いますが、実は乾燥することになっています。新型コロナウイルス対策でマスクの着用が続き、摩擦や乾燥による肌荒れに悩む人が増えています。コロナの感染が広がった4月以降、脂漏性皮膚炎、ニキビや湿疹、乾燥といった症状が、口周りやマスクのワイヤに沿って出るマスクの肌トラブルを訴える患者が急増しています。原因は、マスクの長時間利用と摩擦と着脱による温度・湿度の変化です。
一般的なマスクは、表情や口の動きに伴って肌とこすれ合うので、表面の角層がダメージを受けてバリアー機能が低下し、敏感な状態になります。また、息をするたび内側が蒸れるなど通気性も良くなく、毛穴に皮脂が詰まり、脂漏性皮膚炎等の原因になるマラセチア等の雑菌が繁殖しやすくなります。しかも、蒸れた状態でマスクを外すと、急激に水分が蒸散し、乾燥が進みます。
また、マスクのゴムが耳に負担をかけて炎症を起こしたり、マスクで荒れた肌は紫外線に弱く、さらにダメージを受けてしまうことになります。
対策としては、街なかで側に人がいないときやオフィス内でも会話をしないときなどはマスクをこまめに外すことです。そして、外からのケアに加え、バランスの取れた食事や十分な睡眠、適度な運動など、インナーケアにも目を向けて欲しいと思います。肌は健康のバロメーター、内と外、両方からの対策が大切です。
by ボヤッキー
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