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ヨーグルトで腸活?

 腸活というとヨーグルトが代名詞と言っても過言ではないほど、代表的な存在として知られています。ヨーグルトを便秘解消のため、花粉症などの免疫対策のために取り入れている方も多いですが、実はヨーグルトには、腸活において必ずしもメリットばかりではありません。
 腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌が存在していて、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌が腸内で栄養素をとりいれることで、善玉菌の活性化に役立つ代謝物質を作り出し、善玉菌優勢の腸内環境へと整えると言われています。その他にも胃酸により死滅した場合でも、乳酸菌やビフィズス菌は善玉菌のエサになって腸内環境を改善したり、免疫系に作用することで免疫力を調整する効果もあると言われています。例えば、ヨーグルトが花粉症に良いと言われるのは、腸内環境から免疫系に働いた結果です。その他にも、幸せホルモンである「セロトニン」を作るのに欠かせない原料である「トリプトファン」を豊富に含んでいます。メンタル面への良い影響が期待できたり、セロトニンは睡眠に導く「メラトニン」という物質にも変わるので、睡眠にも良い影響が期待できて、ヨーグルトは腸内環境を改善することを通じて、さまざまな健康メリットあることから、ヨーグルトは腸活食材の中心的な存在として長年注目を集めてきました。
 しかし、最近の研究では、牛乳などに含まれるカゼインを分解する酵素を人はもっていないため、腸の中に未消化物がたまってしまい、便秘や下痢を引き起こす可能性やカゼインが原因となって、鼻炎、副鼻腔炎などのアレルギー反応を起こす可能性も報告されています。また、カゼインは、鉄分やカルシウムの吸収を妨げる原因となるだけでなく、中毒性もあることが報告されています。更に、日本人の約8割はヨーグルトに含まれている乳糖を分解する酵素を持っていない(乳糖不耐症)ので、腸への負担は更に大きくなります。
 つまり、日本人に合った食べ物で、余計な成分や栄養を摂りすぎないようにして、適度な運動、良い睡眠を取ることが良い腸活になりますよ。
by 頃僕来
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