三角筋とは、肩関節の前後と外側を覆う三角形の形をした筋肉のことです。 上半身にある筋肉のなかでも目に付き易く、逞しさを強調する筋肉の一つでもあります。
　三角筋は前部・中部・後部の三つの部位に分けられ、それぞれの部位に異なる働きがあります。三角筋前部は上腕を前方に挙げる「屈曲」や、上腕を前方向に向かって水平に動かす「水平内転」、肩関節を内側にひねる「内旋」などの動きに作用します。三角筋中部は腕を上げたり外側に開いたりする「外転」に作用します。 三角筋後部は上腕を外側に回す「水平伸展（水平外転）」、上腕を後ろに引く「伸展」の動きに作用します。
　三角筋はショルダープレスやサイドレイズと言った種目の他に胸のトレーニングや背中のトレーニングでも補助として働く事が多いです。上肢を使うスポーツの場合、競技にもよりますが、下半身で生み出したパワーを腕や手まで伝える役割や腕を振る際のパワーを生み出す役割もあります。
　三角筋の働きが良くなると大胸筋や広背筋等の大きな筋肉の稼働も高まるのでスタイルアップに繋がりやすいです。男性で筋肥大すると逆三角の形になりやすく上半身のボリュームアップに繋がります。女性の場合はなで肩の解消や小顔に見えたりする効果もあります。また、腕の重さを支える役割もあるので適度に発達すると肩凝りの予防や肩の可動域を保ってくれます。
　四十肩や五十肩の予防や改善にも有効で、正しく動かしてあげると肩の痛みなどが解消されたり、起こり難くなります。自由自在に動く肩関節を取り巻く筋肉なので、適度に動かしてあげる事やストレッチをすることは、すごく良いと思います。特に現代人は、スマホやPCの見過ぎで三角筋等の肩周辺の筋肉が硬くなり易く、巻き肩やスマホ首の原因にもなるのでこまめに動かす様にしてあげてくださいね。
by スクープ

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