年末年始、長時間の移動もある方も多いと思います。その時に厄介なのが「乗り物酔い」。そんな「乗り物酔い」は何故起こり、どうすれば改善されるのでしょうか。
・乗り物酔いが起こる原因として
「平衡感覚のズレ」がよく言われます。目で見て得る「視覚情報」と、耳の奥にある「三半規管」で感じる、身体の平衡感覚の間にズレが生じると言うものです。しかし、「平衡感覚のズレ」→「乗り物酔い」と移行するのではなく「平衡感覚のズレ」→「自律神経が乱れる」→「乗り物酔い」となります。つまり「乗り物酔い」の1番の原因は「自律神経の乱れ」になります。
「ストレス」「不安」「寝不足」も自律神経が乱れるため車酔いしやすくなります。
・乗り物酔いの予防としては
「自律神経が乱れないようにする」
⓵ 空腹もしくは満腹状態で乗車しない
⓶ バスに乗る前日はしっかり睡眠をとる
⓷ 頭を動かさずに進行方向を見る
⓸ 窓から近くの景色を見ない
⓹ タイヤの近くに座らない
バスのタイヤの真上や近い場所に座っていると、地面からの振動が伝わりやすく揺れを感じて酔いやすくなります。
・もし、車酔いをしてしまったら。
簡単にできる方法として、耳のマッサージがあります。耳をマッサージすると、全身の血行を良くし自律神経を整える効果があります。他にも耳にある「神門」と言われるツボを刺激することにより自律神経が整う効果もあります。
耳のマッサージ方法
⓵ 耳の上部を指でつまみ斜め上に3秒ほど引っ張ります。
⓶ 耳の中部をまっすぐ横に同じく引っ張ります。
⓷ 耳の下部を斜め下に同じく引っ張ります。
この⓵〜⓷を繰り返します。尚、引っ張りすぎないように、心地よい程度に引っ張りましょう。
自律神経が乱れると、車酔いだけでなく、他にも様々な障害が出ます。普段から食事、適度な運動など、生活習慣を見直すことが健康にとても大事であると言えますね。
by コオロギ
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